住宅ローンの金利の解説の始めに金利の推移をみて見ましょう。
上記の表は、銀行の変動金利と住宅金融公庫(現在は、住宅金融支援機構)の1987年からのだいたいの金利推移です。
金利一般は、ざっくばらんな言い方をすれば、単純に景気が良い、悪いで上がったり下がったりします。
特出しているのは、ちょうどバブル期の平成の初めの頃なんと8.5%まで上昇しています。
現在では、信じられない数字ですが、実際の数字です。
ここで金利の推移の見方のコツを解説しますと上記表は、現在から過去に20年間さかのぼった金利の推移です。
現在の銀行の住宅ローンの安い金利(借入年数にもよりますが、固定よりも変動が安い)で2.625%です。(安いですね)
ところが、銀行ローンの固定金利での数字では、短期借入(2年や3年)ですとこの変動金利の2.625%より安いものがありますが、固定金利で5年を越してきたり、あるいは、10年以上になってくると3%の後半になってくるのです。
どうしてだと思いますか?
それは、銀行は利ざやで稼ぐ商売をしていますので過去の金利の推移から考えられるのは、この20年間でバブル期のとんでもない高金利や2%もきるくらいの低金利を経験しています。
ざっと平均した場合3%中盤ぐらいの金利になるはずです。
ちょうど3%中盤ぐらいの金利は、現状の銀行ローンの10年固定金利ぐらいになっています。
銀行は、過去20年間の金利の推移と今後10年間を予想して10年間ほどは、過去20年間の平均を上回ることはないとの読みできっちり利ざやを稼ごうと考えての数字です。
短期の2,3年先の金利の状況 5年先の金利の状況 10年先やそれ以上になると読めない要素が多くなるので過去20年間の平均よりだいぶ余分めにみています。
金利の推移の見方のコツは、こうして過去の数字 と 貸す側の目線で住宅ローンの金利をみていくと自分なりの読みや考え方が、まとまってくると思います。
次に長期で借入する住宅ローンで金利が1%違ってくると総返済額が、かなり違ってくるというのを解説します。
まず、借入額3000万円 借入年数35年 で金利2%と3%と4%でそれぞれ計算してみました。
計算方式は、一般的な住宅ローンの返済方法の元利金等返済です。
@住宅ローン金利2%の場合
総返済額41,739,109(単位円) 利息11,739,109(単位円)
A住宅ローン金利3%の場合
総返済額48,491,124(単位円) 利息18,491,124(単位円)
B住宅ローン金利4%の場合
総返済額55,789,617(単位円) 利息25,789,617(単位円)
計算してみますと@とAの総返済額の差は、約675万円
AとBの総返済額の差は、約729万円です。
なんと1%の違いでこんなにも金額が違ってきます。
ポイントは、長期の借入という事です!
あたりまえですが、普通のショッピングローンなどで何ヶ月とか1年単位のローンでは、1%違ってもびっくりするほどの金額には、なりません。
もうひとつ、大事なことがあります!
バブル期前のように右肩あがりのインフレでしたら、貨幣価値(何十年か前の10万円の価値 と現在の10万円の価値を考えて見て下さい)
が、何十年の返済の間に確実に下がっていましたので、まだ救われますが、現在では、貨幣価値が、そんなに下がっていくようには、思われません。
現状の住宅ローンでは、変動金利性 固定金利性 公的融資の入ったフラット35 各キャンペーンなど各々金融機関が住宅ローンの商品を打ち出していますので、その商品のお得な点、損な点など初心者の方でも業者さんの言いなりではなく、ほんとうに自分や家族にあった住宅ローンを選べるように解説していきたいと思います。
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